2018年シーズン第2戦バーレーンGPは決勝レースを迎えました。 Red Bull Toro Rosso Hondaのピエール・ガスリーは3列目5番手、ブレンドン・ハートレーは6列目11番手からと、それぞれ自己最高グリッドからのスタートとなりました。
トワイライトレースとなる決勝は、午後6時10分にスタート。好ダッシュとともに、ターン1で好位置を得たガスリーは、立ち上がりで4番手に浮上しますが、その後抜き返され、5番手でオープニングラップを終えました。ハートレーはターン4で他車と接触。大きなダメージはなかったのもの、この接触により10秒加算のタイムペナルティーを科されます。
ハートレーは12番手で1周目を終えました。2周目にレッドブルの2台が立て続けにリタイアし、ガスリーは4番手、ハートレーは10番手にポジションアップします。このリタイアにより、バーチャルセーフティカー(VSC)が発動され、4周目まで続きます。レースが再開された直後、ガスリーは後続と激しいバトルとなり接触しますが、4番手のポジションをキープし、マシンにもダメージはありませんでした。
ガスリーは15周目、34周目にタイヤ交換のピットインを行い、いったんポジションを下げますが、その後順当に順位を回復して4番手をキープ。レース終盤には後続に10秒以上の差をつける安定したハイペースでチェッカーフラッグを受けました。ガスリーは自身初の入賞を4位で飾り、チームにとって今季初ポイントをもたらしました。これは、Hondaにとっても2015年のF1復帰以来最高位となるすばらしい結果を残しました。
他車のピットインによって6番手までポジションを上げたハートレーは、20周目に1回目のピットインを行い、その際に10秒ペナルティーを消化したため、16番手となりました。42周目に2回目のタイヤ交換を行い、14番手で終盤を迎えます。ハイペースで追い上げたハートレーは、前走車よりも1周1秒以上速いペースでプッシュし、チェッカー時には0.027秒差まで迫るも、入賞圏内には届かず13位でフィニッシュ。しかし、レース後に下された裁定でフォーメーションラップ中に違反があったとされ、ペナルティーとして30秒が加算。最終結果は17位となりました。
第3戦中国GPは4月13日(金)~15日(日)に、上海インターナショナル・サーキットで行われます。
http://ja.hondaracingf1.com/races/2018/bahrain-grand-prix.html?tab=racereview