NAB 2018、アメリカ合衆国ラスベガス 2018年4月9日 - Blackmagic Designはこの日、DaVinci Resolve 15を発表した。今回の大規模なアップデートによって、ビジュアルエフェクトおよびモーショングラフィックの機能を同ソフトウェアに完全に統合。DaVinci Resolve 15は、プロフェッショナルなオフラインおよびオンライン編集、カラーコレクション、オーディオポストプロダクション、マルチユーザーコラボレーション、そしてビジュアルエフェクトをひとつのソフトウェアで実現する、世界初のソリューションだ。DaVinci Resolve 15で追加された全く新しいFusionページでは、250種類以上のツールを使用して、合成、ペイント、パーティクル、タイトルアニメーションなどの作業が可能。さらにDaVinci Resolve 15ではFairlightページも大幅にアップデートされ、エディターやカラリストたちの要望に基づき、100種類以上におよぶ新機能の追加や既存機能の改善が実施された。
DaVinci Resolve 15のパブリックベータ版は、本日よりBlackmagic Designのウェブサイトからダウンロード可能。DaVinci Resolve 15は、NAB 2018のBlackmagic Designブース(#SL216)にて展示される。
DaVinci Resolve 15は、極めて高度な4つのアプリケーションを1つのソフトウェアに統合し、ポストプロダクションに新たな革命をもたらす。エディットページは、オフラインおよびオンライン編集でエディターが必要とするツールをすべて搭載。カラーページは世界最先端のカラーコレクションツールを搭載しており、Fairlightオーディオページはオーディオポストプロダクション専用のページとなっている。そして新たに追加されたFusionページには、劇場映画品質のエフェクトやアニメーションを作成するVFX/モーショングラフィックアーティストにとって必要な機能がすべて搭載されている。編集、カラー、エフェクト、オーディオのページはワンクリックで切り替えられる。
他分野のツールセットを使用して学べるので、各ユーザーはクリエイティビティを制限されることなく発揮できる。複数ユーザーによるコラボレーションも可能なので、異なる才能を持つアーティストたちが、同じプロジェクトで同時に作業できる。DaVinci Resolve 15のコラボレーティブ・ワークフローでは、複数ソフトウェア間におけるプロジェクトの読み込み、書き出し、変換の必要がなく、プロジェクトに変更を加えた際にコンフォームする必要もないので、ポストプロダクションが劇的に高速化する。すべての作業を同じソフトウェアで実行できるのだ。
無償バージョンのDaVinci Resolve 15でもプロの仕事に十分対応でき、他の有償ポストプロダクション用アプリケーションより多くの機能を搭載している。それらの機能に加え、DaVinci Resolve 15 Studioは複数ユーザーのコラボレーション、3D、VR、数十種類のフィルターおよびエフェクト、無制限のネットワークレンダリング、時間的および空間的ノイズ除去など様々な機能を搭載しており、わずか$299で購入できる。年間使用料や継続的なライセンス料なども一切ない。DaVinci Resolve 15 Studioの価格は、他のあらゆるクラウドベース・ソフトウェアの使用料より低額だ。また、ソフトウェアのアクティベーション完了後は、インターネット接続も必要ない。つまり、インターネット回線が切断されても、それまでの作業内容を失う心配がないのだ。
「DaVinci Resolve 15は、ポストプロダクションにおける非常に大きな躍進です。編集、カラー、オーディオ、ビジュアルエフェクトをひとつのソフトウェアに統合した、世界初のソリューションです」と語るのは、Blackmagic DesignのCEO、グラント・ペティ。「ユーザーの皆様から寄せられた素晴らしいご意見・ご感想を参考に、できるだけ迅速に開発を進めて参りました。DaVinci Resolve 15の機能を使用すれば創造性が制約されることがないので、これまで誰も成し得なかった作業を可能とします。エディター、カラリスト、サウンドエンジニア、VFXアーティストがひとつの制作チームとなり、同じソフトウェアの同じプロジェクトで同時に作業できます!」
https://www.blackmagicdesign.com/jp/media/release/20180409-01