カールツァイス株式会社(代表取締役:シュテファン・サクレ)は5月25日、新しいハイエンドシネレンズシリーズ「Supreme Prime(スプリームプライム)」を発表いたしました。 「Supreme Prime」は焦点距離15mmから200mmをカバーする全13本のレンズシリーズです。イメージサークルは46.2mmを確保し、35mmフルサイズセンサー(36 x 24mm)以上のセンサーサイズを持つカメラにも対応いたします。 色収差、ディストーション、ゴーストなどを極限まで抑えた光学設計で、T1.5という明るい開放値が非常に浅い被写界深度(*)を可能にします。鏡筒前枠は95mmに統一(*)、レンズ重量も軽くなりジンバル撮影などでカメラとのバランスが取りやすくなりました。フォーカス環トルクは非常にスムーズで、メートル、フィートの距離指標は工具を用いて簡単に差し替えが可能です。またレンズマウントにはIMS交換マウントシステムを採用し、PL、キヤノン(1) EF、ARRI(2) LPLの3種に換装することが可能です。 「Supreme Prime」シリーズは、レンズ本体にCooke /iと互換性のある「ZEISS eXtended Data (ツァイス・エクステンデッド・データ)」のエンコーダーと接点を搭載し、撮影時のレンズデータを記録します。記録可能なデータはレンズ名、レンズ製造番号、開放絞り値、実絞り設定値、焦点距離、実撮影距離、フォーカス位置ごとの被写界深度、フォーカス位置ごとの湾曲収差補正データと周辺減光補正データです。(*一部焦点距離は仕様が異なります)
(1) キヤノンはキヤノン株式会社またはその関連会社の商標または登録商標です。 (2) ARRIはArnold & Richter Cine Technik GmbH & Co Betriebs KGの商標または登録商標です。
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