徳島県はケーブルテレビ普及率が「7年連続で全国1位」であり、全国屈指の光ブロードバンド環境を礎に、映像制作会社やクリエイターなどの4K関連業者の集積に取り組む「4K先進県」。特に、同県神山町は、古民家や遊休施設を活用したIT企業のサテライトオフィスやシェアオフィスが集積し、国内外からの移住者が集まる「地方創生の先進地」として全国的に注目されている。この神山町において、11月22日から24日の3日間、4K・8K・VRに特化した「4K・VR徳島映画祭」が開催された。休校となっている小学校を舞台として、全国から応募のあった映像作品やVR作品が、「こたつシアター」や「360°シアター」といった特色ある会場で上映され、他にも、業界関係者のセミナー、音楽ライブなどが実施された。3日間で約5,200名の来場があり、参加者はノスタルジックな雰囲気を持つ小学校の中で最先端コンテンツを体感できる、「懐かしさと新しさ」が混在する他では味わえない感覚を楽しんでいた。