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IPMX:新たなAV over IP標準の進化とマクニカの取り組み

近年、AV(Audio-Visual)分野において、映像や音声の伝送に関する標準規格が注目を集めている。

その中で、IPMX(Internet Protocol Media Experience)は、AV over IPの新たな標準として急速に発展している。IPMXは、AVシステムの伝送をインターネットプロトコル(IP)上で行うためのオープンな標準を提供する。これにより、異なるメーカーの機器が互換性を持ち、柔軟性が向上する。IPMXの特徴的な要素には以下の点が挙げられる。

1. オープンスタンダード:

IPMXはオープンソースで開発され、誰でも参加できる標準規格。これにより、業界全体での協力が促進され、新しい技術の導入がスムーズに行われる。

2. 低遅延と高品質:

IPMXは、映像や音声の伝送において低遅延かつ高品質なパフォーマンスを提供する。これにより、リアルタイムなコミュニケーションや映像制作などの用途においても優れた効果を発揮する。

3. 異なるベンダー間の相互運用性:

異なるベンダーが開発した機器が、IPMXの規格に基づいて互換性を持つため、システムの構築や拡張が柔軟に行える。これにより、利用者は選択肢を広げ、ニーズに合わせたシステムを構築できる。

4. セキュリティ強化:

IPMXはセキュリティにも重点を置いており、映像や音声の伝送においても信頼性とセキュリティが確保される。企業や施設の機密性が要求される場面でも安心して利用できる。

IPMXは、これまでのAV分野における新しい標準として、さまざまな産業や分野で注目を浴びています。その普及により、効率的で柔軟性のあるAVシステムの構築が可能となり、未来の映像・音声伝送技術の発展に寄与している。

マクニカはIPMXの草創期より規格策定に参加し、標準のプロモーションに寄与してきた。主力製品である ME10 SoC は IPMX準拠の製品を手早く開発するために最低限必要な機能を備えたチップ。評価、開発で必要な開発キットおよび、各種ドキュメント、参考回路図やPCBレイアウトも提供し、開発期間の短縮に役立つ。



詳しくは macnicatech.com を参照。

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