Matrox 『Monarch EDGE』はSBG Sportsのソフトウェア『Focus』の専用エンコーダーとして採用され、世界トップのサッカー及びラグビー チームにて使用されています。
『Monarch EDGE』は、そのマルチエンコーディング機能をSBGの『Focus』に提供することにより、簡単にマルチアングル再生を実現し、チームが試合に勝つための分析と準備のツールとして活用されています。
Matrox Monarch EDGE and SBG Focus provide best-in-class video quality and highly-interactive performance.
FIFA.comによるとサッカーは世界で最も注目されているスポーツであり、2018年のワールドカップにおける視聴者は世界で112億人に達したとこのことです。多くのファンにとって掛け替えのないビッグイベントであったに違いありません。
その熱狂の裏で、最新の映像技術がチームの勝敗を左右していたかもしれないという事実を知るファンはあまり多いとは言えないかと思います。そこにはMatrox社のマルチエンコーダー『Monarch EDGE』とSBG社の映像分析ソフトウェア『Focus』の組み合わせがあり、最高品質の映像技術と高度な相互作用による、チームが勝つための仕組みが施されていたのです。
『Monarch EDGE』は複数のHD映像を同時に高品位なエンコード処理する機能を持っており、『Focus』の簡易再生機能やライブ映像の切出し機能などとの組合せにより、様々な角度から、欲しい映像を、欲しい時に、欲しいところだけを簡単に取り出して、高品位で鮮明な映像として再生することができます。チームを支えるコーチ、アナリスト、生理学者、医師など関係者が、チームの状況や各選手の状態を分析し、把握することを容易にすることができるのです。
各チームスタッフは映像から実際に様々な分析を実行します。コーチは試合中のインスタントリプレイから重要事項を把握し、タグ付して、戦術を確認し、競合の弱点を特定して、残り時間何をすれば勝利するかを割り出していくことができます。一方、生理学者は試合中に負傷者が出た場合、どのような経緯で負傷をしたのかを映像から把握し、負傷の度合いや深刻度を見極め、対応策を出していくことができます。
様々な配信プロトコルに対応する『Monarch EDGE』は4つの独立したRTSPライブフィードを1080p50でデータレートを非常に低く抑えつつ、『Focus』のサーバーへ配信することができます。また、1080i25のSDI入力映像を1080p50にアップスケールすることも可能です。『Focus』ユーザーは各イベントに簡単に独自のストリーミングチャンネルを作成し、解像度とビットレートを混合し一致させることできます。サーバーに上げられた映像はリストされており、タグ付機能により、欲しい映像を欲しい時に再生し、事後分析に役立てることができます。
多くのリーグや競技会が、放送プロバイダーからコーチング技術分野への複数のSDIフィードを提供しています。これらはアナリストの固定カメラと組み合わせることができ、それらはすべて『Monarch EDGE』のSDI入力に供給されます。その後、すべてのアングルが『Focus』のサーバーにストリーミングされ、そこで記録され、表示され、すぐに再生およびクリッピングできるようになります
プロチームの映像分析ツールである『Monarch EDGE』と『Focus』の組み合わせは、その機能と可搬性により業界標準となりました。 実際の現場で厳密な試験を経てきた結果です。『Focus』のエンコーダーとして様々なものが試されましたが、『Monarch EDGE』だけが、チームスタッフの分析、負傷のレビュー、生産的なハーフタイムトークに耐えうるだけの低遅延かつ高品位で安定度の高い同期したマルチチャンネル配信を実現できるものでした。
「我々のお客様は常にワークフローを改善し、納期を短縮し、成果物の品質を向上させる方法を模索している」と『Focus』を開発したSBG Sports Softwareのディレクターであるサイモン氏は言います。「このようなお客様を満足させるエンコーダーとして三つのポイントがありました。まず低遅延であること。次に分析を施すに耐えうるほど映像の品質が高いこと。そして現場で設定が簡単なこと。『Monarch EDGE』はこの三つのポイントのどれをとっても満足のいくものでした。」
About Monarch EDGE
『Monarch EDGE』は最新の配信環境に最適化された4K/マルチHD配信及びリモートプロダクション向けエンコーダーです。H.264エンコーダーは汎用性が高く、様々な環境に対応することができ、異なる機器間における相互運用の安定性という点で、最良の選択肢であるといえます。4Kの映像配信やマルチカメラ配信、リモートプロダクションなど、多くの用途で活用できます。
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