SUNSILKの カンボジアの コマーシャル をURSA CINE 12K LFで撮影
- tvtechnology
- 14 時間前
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Z世代をターゲットにした今回のキャンペーンは、Sunsilk初の ミュージックビデオで、視聴者がスクロールを止めるようなビジュアル表現が求められた。
Blackmagic Designは、Sunsilk Cambodiaの初めてのミュージックビデオ風のコマーシャルが、Blackmagic URSA Cine 12K LFデジタルフィルムカメラで撮影されたことを発表した。広告代理店のHavas Cambodiaが、クライアントであるUnilever Cambodiaのために考案したこのシャンプー・キャンペーンは、カンボジアの美容ブランドとしては珍しい形式であり、広告における大きな転換を意味する。
「Sunsilkは私たちに、クリエイティビティの境界線を広げ、トレンドを先取りしたZ世代のミュージックビデオを試す場を与えてくれました」と話すのは、Havas Cambodiaのシニアアカウントディレクター、クリスチャン・タドル(Christian Tadle)氏。「本物感があり、スタイリッシュかつ個性的で、人々が配信して共有したくなるようなものを目指しました。Sunsilkの消費者は進化しているので、私たちはSunsilkを単なる美容製品ではなく、顧客とともに成長する友人であり、応援者であると位置づけました。」
その信頼を祝う作品として、ミュージックビデオ「Team Black and Pink」では、カンボジアのポップスターであるMina and SKが、屋上、運動場、屋内の環境でアップビートのダンスミュージックを披露している。キャッチーで鮮やかなミュージックビデオに、若い女性を触発して勇気づけるメッセージが込められている。その理想的な美しさを達成する上で大きな役割を果たしたのが、URSA Cine 12K LFの画質、カラーサイエンス、ダイナミックレンジ、ラージフォーマットセンサーだ。
「視覚的な主題は髪だったので、なびき方や振れ方、滑らかなダンスの動きにおける髪の動きや光の捉え方に特に注意を払い、自然な動きと輝きを演出することを意識しました。それらの瞬間を際立たせ、髪にさらなる視覚的なドラマを与えるために、ソローモーションのショットも使用しました」とタドル氏。
「広角レンズと単焦点レンズ、ズームインとズームアウトを組み合わせてさらなるリズムと動きを生み出し、Z世代をターゲットにしたグルーブ感のあるアップビートのミュージックビデオに合わせました」と彼は加える。「照明に関しては、屋内では柔らかく拡散されたキーライトとカラフルなアクセントを組み合わせ、屋外ではリフレクターとバックライトで強調した太陽光を利用して、髪の自然な輝きを際立たせました。」
様々な照明条件での撮影でしたが、URSA Cine 12Kの広いダイナミックレンジのおかげで、ハイライトとシャドウの両方を保持することができました。例えば、アーティストの肌のトーンを適切に露出させながら、背後にある白飛びした窓のディテールを保持できました」と語るのは、同ミュージックビデオの監督を務めたデヴィッド・ティト(David Tito)氏。「このカメラのカラーサイエンスとダイナミックレンジは、映画的なルックを提供し、HDRにも対応できます。」
ティト氏は、URSA Cine 12K LFのフレームレートと解像度のオプションによって可能となる、順応的な撮影スタイルおよびエフェクトについても言及している。
「このようなファッション関係の撮影では、12Kの美しいショットと、8Kのスローモーションショットの両方が必要になることが多くなります。URSA Cine 12Kでは、8Kで224fpsまで撮影できるので、スローモーションの素材および髪の動きを捉えるのに理想的で、12Kに切り替えれば極めて詳細な写真のような映像が撮れます」と彼は言う。「納品形式が4KまたはHDの場合でも、12Kで撮影してダウンサンプルした映像は、よりクリーンで鮮明なものになります。12Kで撮影して4Kにダウンサンプルしたミュージックビデオは、エイリアスの制御や色のディテール、特に肌および髪の質感に秀でています。」
このコマーシャルがDaVinci Resolve Studioでグレーディングされた際、制作チームは温かくて高彩度のカラーを心がけた。その意図は、ポジティブさや遊び心、若いエネルギーを強調し、全フレームが生き生きとして、視覚的に一貫性のあるものにすることにあった。肌のトーンと髪のハイライトには特に注意が払われ、自然さを保ちながらも美しく引き立つように調整された。背景のカラーと光のコントラストも強調され、すべてのフレームが躍動感とトレンド感のある仕上がりとなった。
「楽しくて、新鮮で、人々を元気にするような、温かくて力強い色彩を目指しました。カラーが際立つようにしましたが、Sunsilkのブランドイメージ合ったピンクと紫には特にこだわりました」とタドル氏。「このグレーディングによって、ビデオ全体のエネルギーに一体感が出て、視聴者が止めて見たくなるような、洗練されたミュージックビデオの質感が生まれました。」
「Sunsilkのカンボジアで初めてのミュージックビデオでしたが、驚くほど自由なクリエイティビティを発揮できました。」最後にタドル氏はこう結んだ。「デヴィッドは、流行を追わず、ルールを書き換える作品を生み出す "反抗的な" コマーシャル監督として有名です。彼ならば、私たちがこのプロジェクトを通して求めていた、業界に劇的な変化をもたらす作品を作ってくれると確信していました。これほど情熱的なチームと仕事ができたことは喜びでした。また、Blackmagicの高品質の映画制作機器によって、自分たちのビジョンが現実になり、クライアントのブランドイメージに最適な素晴らしい映像を作成できたことは感動でした。」
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