テクノロジー・イノベーターであるカナダMatrox社は、Intel Arc GPUを搭載したグラフィックボード「Matrox LUMAシリーズ」および「Matrox LUMA Proシリーズ」の発売を発表した。
「Matrox LUMAシリーズ」は、Pro AV等のプロユース向けにデジタルサイネージおよびビデオウォールシステムを強化するために設計された。マルチスクリーンや高解像度に対応する3種のボードをラインナップする。
ハーフハイトの「LUMA A310」は、唯一の最新型ロープロファイルファンレスボード。静音動作が要求される小型フォームファクタプレーヤーに最適である。シングルスロット、ロープロファイルの「LUMA A310F」は、小売スペースでのマルチディスプレイ表示など、より高いパフォーマンスを必要とするアプリケーション向けモデル。フルサイズのシングルスロット「LUMA A380」は、高い性能とGDDR6(6GB)を備えている。これら3種はすべて4出力に対応し、4台の5K60ディスプレイに表示する(3種とも最大8K60または5K/120ディスプレイにも表示できるが、その場合は出力が2つに制限される)。
さらに、Pro AV市場向けとして、薄型の「LUMA A310FP」と標準的な「LUMA A380P」の2種類をラインナップした「Matrox LUMA Proシリーズ」も発売する。最大2台の8Kp60、2台の5Kp120、または4台の5Kp60 DisplayPort 2.1ディスプレイをサポートする。また、これらを組み合わせて、最大16台の5Kp60ディスプレイを同期させた大規模なビデオウォールを構築することも可能。フレームロックケーブルで最大4枚の「LUMA Pro」ボードをフレームロックすることで、ディスプレイを簡単に追加し、同期させることができる。
また、「LUMA Pro」ボードは、最先端のGPUベースのH.264およびH.265メディアコーデックエンジンを搭載している。これらのエンジンは、包括的なMatrox Muraソフトウェアライブラリに対応しており、1ボードあたり40以上のフルHDストリームのデコードを可能にする。
日本では、Matrox社正規代理店であるジャパンマテリアル株式会社より「LUMA A310」および「LUMA A310」が先行して近日中にリリースされる予定である。
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