NAB 2018、アメリカ合衆国ラスベガス 2018年4月9日 - Blackmagic Designはこの日、Blackmagic Mini Converter UpDownCross HDを発表した。同製品のSDIおよびHDMIの入出力を通して、あらゆるSD/HDビデオフォーマットを他のSD/HDビデオフォーマットに変換できる。また、コンピューター解像度から標準的な放送フォーマットへの自動スケーリングも可能だ。Blackmagic Mini Converter UpDownCross HDは、世界中のBlackmagic Design販売店にてUS$155で販売中。
Blackmagic Mini Converter UpDownCross HDは、NAB 2018のBlackmagic Designブース（#SL216）で展示される。
Blackmagic Mini Converter UpDownCross HDは驚くほど低価格かつ高品質のフォーマットコンバーターで、放送局などでの使用ではSDI/HDMI接続で入力したビデオフォーマットを他のフォーマットに変換できる。同製品は、既存のSD/HD放送機器間における信号の変換だけでなく、SDI機器と民生用HDMIデバイス（ラップトップや大画面テレビなど）の接続にも最適だ。Blackmagic Mini Converter UpDownCross HDは、低遅延・高品質のTeranex変換アルゴリズムを使用して放送品質の変換を提供する。目的に応じた出力フォーマットを設定すると、入力信号がその設定に基づき自動的に変換される。つまり、常に正しい出力信号を送信できるので、高価な機器を保護する意味でも同コンバーターは優れている。
HDMIコンピューターとプロ仕様のSDI機器との接続も、Blackmagic Mini Converter UpDownCross HDであればほぼ間違えようがない。コンピューターディスプレイの設定を変更する必要が一切ないためだ。同コンバーターはコンピューターからのあらゆるHDMI入力を受け取り、自動的にスケーリングを実行してユーザーが設定した適切な放送フォーマットに変換する。
Mini Converter UpDownCross HDはマルチレート対応の3G-SDIを搭載しており、Level AおよびBデバイスを含むあらゆるSD/HD機器、1080p60までのフォーマットの使用が可能。3G-SDI入力、ループ出力（全処理をバイパス）、HDMI入力、HDMI出力、リファレンス入力をそれぞれ1つずつ、3G-SDI出力を2つ搭載。
各3G-SDIコネクターに再同期機能が搭載されているので、すべての変換がリファレンス入力のビデオタイミング信号と一致する。また同コンバーターは、SDI信号における超低ジッター、高品質のマルチタップ・ビデオフィルターにも対応している。これにより、長尺ケーブルを使用しても放送品質ビデオ信号の完全性が維持される。オーディオには、実行中の変換に基づいて自動的に遅延が適用され、そのあと信号に再度エンベッドされるので、常にビデオと完璧な同期が得られる。 https://www.blackmagicdesign.com/jp/media/release/20180409-04